大阪市・飯山市 市民交流姉妹都市企画 日本古楽アカデミー.バロック音楽飯山公演を開催しました

11月11日(土)、文化交流館小ホールで、「大阪市・飯山市市民交流姉妹都市企画 日本古楽アカデミー.バロック音楽飯山公演」を開催しました。

日本古楽アカデミー.のみなさんと桂花團治師匠

飯山市の市民交流姉妹都市である大阪市から演者を招き開催するこの公演。
落語とバロックの異色コラボも第三弾となります。
今回は「落語でたどるバロック・欧州音楽紀行」と題し、バロック時代の欧州各地を音楽を通して巡り、高野辰之博士らも活躍した日本の近代音楽へつながる流れをひもとく企画です。

桂花團治師匠

まずは、三度目の出演でもうお馴染みとなった桂花團治師匠の登場。
改めて上方落語の小道具や東京と大阪の落語の違いを解説、その後大阪の動物園の引っ越しで動かない象を動かそうと苦心する噺「象引き物語」をご披露いただきました。

日本古楽アカデミー.登場

続いて、装いを改めた花團治師匠による解説、そして日本古楽アカデミー.の皆さんによる演奏です。
バロック音楽というと、ともすれば難しくてわかりにくいイメージを持たれかねませんが、花團治師匠の楽しい解説はその入門にぴったり。
お客様からも「解説がわかりやすく良い音楽に引き込まれました」との声をいただきました。

リコーダー参加

プログラムが進み、演奏にはリコーダーが参加。
馴染みのある楽器ではありますが、その音色に「きれいで、いやされました」との感想も寄せられました。

公演終盤には、日本の近代音楽へつながる流れ、として「紅葉」「ふるさと」を会場のお客様とも一緒に合唱。
おなじみの歌ではありますが、賛美歌の流れや曲の拍子などの解説を聞いたあとは一味違って感じられたかもしれません。
「一緒に歌えて嬉しかった」「よかった」と好評をいただきました。

終演後、ナカミチではCDの販売も実施。
手に取ったり、出演者の皆様と言葉をかわすお客様も見られました。

大阪市と飯山市の交流は、来年50週年を迎えます。
両市の縁をきっかけに生まれたこの公演も、今後の交流をさらに深める一助となればと思います。

日本古楽アカデミー.の皆様、花團治師匠、ありがとうございました。